音楽備忘録メモ

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アホガール問題

アホガール」という夏アニメ、これがひどくつまらない。

 

だいたい自分のことを「アホ」と自称する奴が本当にアホでおもしろい奴だった試しなどなく、この「アホガール」も例外なくつまらない。よほど受け手の側がハードルを下げて視聴しないかぎり、愛想笑いすら浮かばないような薄ら寒いギャグ(ですらない何か)の連発。スベりまくりの大惨劇。観てていたたまれなくなってくること必至だ。こんなものを普段からヌルいアニメ観て笑ってる(フリをしてる)オタク共は「wwww」とか草生やしてありがたがっているのだろうか。それこそ草すら生えないってやつだと思うのだが。

 

去年あたりから「声優の言うこと/やること/歌うことはすべて退屈でつまらない」と考えているのだが(もちろん演技に関してはリスペクトしてますよ)、この「アホガール」には声優にまつわるそれら諸問題が凝縮されているように思われる。さも自分達が芸人であるかのように勘違いした声優共のウケ狙い(その実スベりまくり)のゴミトーク&出来損ないコントじみたゴミ茶番、おもしろくもなんともないそれらを愛想笑いでありがたがるオタク共。そして声優の側も自分の発言/パフォーマンスをオタク共が(無理して)笑ってくれるから本当にウケていると勘違いし、さらに増長してウケ狙いのゴミ発言/パフォーマンスを世間に供給していく。「アホガール」から見えてくるのは、そうしたゴミだらけの濁った循環構造の光景だといえる。